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無添加化粧品、完全無添加化粧品、オーガニック化粧品、完全無添加オーガニック化粧品の違いとは?
 


無添加化粧品、完全無添加化粧品、オーガニック化粧品、完全無添加オーガニック化粧品と記載されている商品がありますが、添加物(石油・化学合成成分)が使われているのかよく分からない方も多いのではないでしょうか。

「無添加」、「オーガニック」と記載するためには配合成分に定義がありますが、とても紛らわしい表現になっています。

 
 無添加化粧品とは
 


無添加は“添加物が無い”と書くのでまったく添加物を配合していないと思ってしまいそうですが、誤解を生じる表し方です。

 
無添加化粧品

特定の旧表示指定成分を含まない化粧品

旧表示指定成分を1つでも含んでいなければ無添加化粧品と言えるので、旧表示指定成分以外の添加物(石油・化学合成成分)をたくさん配合していても無添加化粧品です。

例えば、
旧表示指定成分を5つ含まない場合は、「5つの無添加」になります。

 
完全無添加化粧品

旧表示指定成分をまったく含まない化粧品
または、
すべての添加物をまったく含まない化粧品

旧表示指定成分をまったく使っていない場合になりますが、メーカーによって表現に差があるため、旧表示指定成分とそれ以外のすべての添加物を配合していない場合にも表現されています。

旧表示指定成分とは、化粧品に配合する成分として102種類あり、石油系化学合成成分でアレルギーを起こす可能性があるなどの肌トラブルの要因になりかねないとして、国が1980年に指定した成分です。

 2001年4月に化粧品の全成分表示が義務づけられる以前から、配合している場合には表示する義務がありました。

安息香酸、パラベン、サリチル酸などが旧表示指定成分で、安息香酸・パラベンは防腐剤、サリチル酸は角質を柔らかくするのでピーリング剤などに配合されています。

 
 オーガニック化粧品とは
 


植物を栽培する過程で肥料や害虫駆除・雑草駆除に化学合成成分をまったく使わない有機栽培された植物原料、または自生植物を使用している化粧品です。

 
オーガニック化粧品

有機栽培された植物、または自生植物を原料として1つでも使用している化粧品

旧表示指定成分を含めた石油・化学合成成分を配合している場合でも表記できます。また、原料は有機栽培の植物であっても、抽出する溶剤(キャリーオーバー)は表示義務がないので、石油・化学合成成分を使っているかも知れません。

 
完全無添加オーガニック化粧品

すべての配合成分が有機栽培された植物、または自生植物などで、原料を抽出する際の溶剤も石油・化学合成成分を使っていない化粧品

原料を栽培する工程から商品が出来上がるまで、一切の石油・化学合成成分を使っていないと言う事です。

 
化粧品における無添加・オーガニックの定義


無添加化粧品、オーガニック化粧品と表記できる内容をまとめると、上記のような図になります。とても極端ではありますが、オーガニック化粧品の中にはたった1つのオーガニック成分を配合と言う商品があります。

 
 ISO16128によりオーガニック化粧品が分かりやすくなった

オーガニック化粧品と表記している商品でオーガニック原料の配合数に差があるため、ISO16128の定義により商品の自然・オーガニック成分の配合割合を示すと言う動きがあります。

・自然成分
・自然由来成分
・オーガニック成分
・オーガニック由来成分

全成分がこの4種類の成分の何%になるか数値を出します。
(※水を含む、または、水を含まないの2種類あり)

自然成分
ISO 16128 で定義された自然原料 水および植物・動物・微生物・鉱物(石油・天然ガスを除く)起源で、かつ化学合成を伴 わず乾燥や粉砕など物理処理で得られた原料。

自然由来成分
ISO 16128 で定義された自然由来原料 植物・動物などから得られた「自然由来部分」と石油などから得られた「非自然由来部分」 が化学反応して出来た原料で、分子構造の 50%以上が自然由来部分で出来ているもの

オーガニック成分
ISO 16128 で定義されたオーガニック原料 各国基準や国際基準で定められたオーガニック農法または収穫方法で得られた自然原料。 日本においては、有機 JAS 認証基準が該当する。

オーガニック由来成分
ISO 16128 で定義されたオーガニック由来原料 オーガニック農法で得られた「オーガニック由来部分」と「自然由来部分」が化学反応し て得られた原料で、石油由来の部分を含まないもの

 
石油・化学合成成分のデメリット

・肌バリアを壊す(肌荒れ・敏感肌増)
・肌はデトックス機能がなく蓄積される(肌のシミ・シワ・たるみの原因)
・見せかけだけのスキンケアの場合がある
・環境汚染

 
石油・化学合成成分のメリット

・安価で製造できる
・ポリマー系で皮膚を引っ張るなどでシワ・たるみに即効性がある
(見せかけ)

ISO16128はオーガニック認証を受けた原料のみを指数のうちにしており、オーガニック原料として認められている自生や有機栽培の原料が使われていても指数のうちに入れないほど、厳しい規定になっています。

 
 まとめ
 


曖昧な部分がある表現方法ではありますが、無添加化粧品、完全無添加化粧品、オーガニック化粧品、完全無添加オーガニック化粧品の違いをお分かりいただけましたでしょうか。

無添加化粧品については、言葉の持つ意味と実際の添加物配合に差があり、オーガニック化粧品については、有機栽培原料の配合数や添加物の有無が分からない表現方法になります。

また、国による定義がなく表現についてはメーカーによって異なるため、添加物をまったく使わない化粧品を見分けるのは難しいです。

しかし、見分ける方法は全成分の名称で、自然界にある植物などの名前が書かれていればキャリーオーバーも含めて添加物を使っていないことになります。但し、例外もあるため、判断ができない場合は販売メーカーに確認すると良いです。
(例:レシチン、キサンタンガム)


※RINKAは完全無添加オーガニックコスメで、原料は天然成分100%、添加物(石油・化学合成成分)はキャリーオーバーも含めて一切不使用、配合植物はすべてオーガニック原料です。
 

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